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第12回 ファランクス・フォーラム を開催しました 2013.04.11

2013年4月10日(水)19:10より第12回 ファランクス・フォーラムを開催しました。

参加したのはファランクススタッフ42名、学生さん9名、計51名。また、京都ラボに向けてUstreamによる実況中継も行いました。


今回のゲスト講師は、株式会社OMOTENASHIチーフおもてなしオフィサー濱川 智氏。




テーマは「競争から共創へ、おもてなしマーケティングはじめの一歩」。

バブル経済崩壊以降、日本は元気がないと言われて久しい状況にありますが、日本の会社経営には世界屈指の力があると濱川氏は冒頭に指摘しました。なぜなら100年以上継続して存続している日本企業は約2万社にのぼり、その点で日本は世界一の長寿企業排出国だと言えるからです。そうした100年企業の77%が家訓や社是を持つことに濱川氏は注目し、そこに日本流経営の本質があると見ています。

欧米流のビジネスでは、強いものが勝ち残る競争が基本なのに対して、日本流の商いは健やかな世の中を共創していくことを重視している。たとえば、近江商人の売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしの精神に象徴されるように、顧客と歩み、さらに社会へ還元することを日本企業は目的としている。それを実現するために、日本型マーケティングの源流である「おもてなし」が広く実践され、顧客に愛される企業となった結果、多くの企業が長期にわたって反映してきたというのが濱川氏の見解です。




 現代に視点を移すと、アップルやディズニーランド、ザッポスなどおもてなし上手で、その結果、顧客に愛されている企業が圧倒的な強さを誇っている状況があります。その点で今後、会社の羅針盤として「利益・売上」だけでなく「愛着・絆」を経営指標として導入すべきだと濱川氏は主張するのです。

 この点に関して、濱川氏たちのグループはこの「愛着・絆」を測るため欧米で発案された指標NPSを日本人の性質に合わせて独自にアレンジし、ブランドの愛され度、顧客との絆を数値化した指標FRI(Favorite Ratio Index)を開発し、すでに活用されています。そうした中で、ファランクスの独自サービスであるPAG!もクライアントの売上への貢献だけでなく、長期にわたるブランド価値向上にどう貢献してきたかという部分が示せれば、より付加価値を訴求できるのではないか、という話もありました。



 この4月に新卒社員が8名入社し、また学生参加者も当日9名いたということもあり、後半では「これからのワークスタイル」というテーマでお話しいただきました。

これまでのワークスタイルは1.会会社を自分のことを守ってくれる「傘」として考え2.基礎体力を鍛え3.肩書きで勝負し4.ライバルとの競争していくのが主流だった。

これからのワークスタイルは1.会社を舞台だととらえ、2.独自性を鍛え、名前で勝負し、4ライバルと共創していく方法を考えていくことが大切となってくる。



そうしたワークスタイルを実践する中で、自分を鍛え、チャンスが多くあるのがファランクスのようなベンチャー企業。こうした恵まれた舞台で、自分を鍛え、多くのチャンスをつかみ、社内外のメンバーと共創できる実力をつけていってほしい、そう濱川氏は今回の講義を結びました。

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