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第15回 ファランクス・フォーラム を開催しました 2013.07.25

2013年7月24日(水)19:10より第15回 ファランクス・フォーラムを開催しました。

参加したのはファランクス東京本社スタッフ30名、学生さん7名、計37名。また、京都ラボに向けてUstreamによる実況中継も行いました。

講師を務めていただいたのは検索エンジンマーケティング最大手、アウンコンサルティング株式会社、信太 明(しだ あきら)代表取締役。

テーマは「今日から実践できるベンチャー企業の効率化」

信太 明氏

決して高くない日本の労働生産性

そもそも日本の労働生産性は決して高いとはいえず、先進7ヶ国中最下位、OECD加盟30カ国の内20位で、他国よりも長時間働いている半面、1時間あたりの日本の労働者の生産量は非常に少ない(2008年度)。

したがって、日本人の仕事はまだまだ効率化できる余地がたくさんあり、信太氏も効率を極めることを仕事の基本方針に掲げているという。その鍵となるのが、業務のテンプレート化で、仕事をテンプレート化していくことで効率を高めていくことを常に心がけ、実際のそのための工夫をしてきたという。


効率化の目的

では、何のために効率を極めるのか?それについて信太氏は2010年に出版された『テンプレート仕事術』の中で、次のように主張されています。

テンプレート化すれば、何事も、短時間で正確に成し遂げることができる。その結果、仕事もうまくいき、プライベートも充実する。ひいては思い通りの人生を送ることができる。


今回のフォーラムでは、この考え方を軸に、仕事の効率化、(心身の健康も含めた)プライベートの充実を実現するために、具体的な施策とその背景にある考え方をご紹介いただきました。


業務内容を4つのセグメントで整理する

テンプレート化を実行していくポイントとして現在の業務内容を定型・非定型、属人・非属人業務の4つのセグメントの中に、整理・位置づけしていくというものがありました。
マトリックス

「定形」「非属人」の象限の仕事

一定のパターンにそってやれば誰がやっても同じ結果が出る仕事
(例)電話対応
テンプレートをつくっておくことで新入社員でも対応可能に


「定形」「属人」の象限の仕事

基本的にやるべきアクションは一定だが、その人の能力によって差が出る仕事
(例)営業活動
成績優秀者の行動特性やセールストークをテンプレート化して、他のメンバーに真似させることで全体の底上げを実現できる

「非定形」「属人」の象限の仕事

(例)新規企画の立案、コンサルティング
全部は無理でも、部分的にテンプレート化していくことで効率化、質を高めることは可能

上記のような取り組みをしていくことで、これまで非定形だった75%の仕事を定形の仕事に置き換えていくことで効率アップを実現していくことができます。

また、定形化された仕事は非属人化するので、自分だけでなく人に任せることができるようになります。

そこまでやった上で残った25%の自分にしかできない付加価値を求められている仕事に時間と労力をかけるようにすれば、より自分が求める結果を実現できるはずだと信太氏は言います。


具体的な効率化施策とユニークな社内制度の紹介

この考え方を軸に、文書のテンプレート化、会議の時間の使い方、スキマ時間活用の仕方、evernoteなどのデジタル・ガジェットの使い方まで業務効率を高める具体的な方法を次々にご紹介いただきました。

次に、アウンコンサルティング株式会社で実施しているユニークな社内制度の一部の紹介がありました。

・朝礼での残業確認(各自、残業予定があれば朝礼で申告する)
・残業承認制(19時以後の女性残業は社長決裁、21時以後は全員決裁必要)
・時間の経過を意識できるよう18時、19時、20時、21時にチャイムを鳴らす
・在宅勤務(スタッフ部門 毎週1回)

質疑応答の一場面

健康や自分の体力に配慮した生活を

最後に、健康な体が強靭な心を生む、心が強ければストレスも吸収でき、チャレンジングな仕事もできる、生産性も高められる、会社の粗利も拡大できる。だからこそ日頃から健康や体力にきちんと配慮した生活を送ってほしいというメッセージで今回の講義を結んで頂きました。




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